お部屋を快適にしてくれるエアコンですが、定期的に掃除をする必要があります。その理由はエアコンの内部が汚れてしまっているからです。普段あまり気にしないエアコンの内部ですが、一体どのような汚れがあるのでしょうか。
エアコンを冷房や除湿で稼働させると、空気を取り込む部分が冷たくなり、水滴が発生します。発生した水滴は、受け皿に一定量溜まった後、外へ排水されるような仕組みとなっていますが、数日エアコンを使わないでいると水が溜まった状態となり、その状態のまま室温が高めになるとカビを発生させてしまいます。
布団やじゅうたんに潜んでいるダニや、ペットの毛やフケ、虫の死骸などが混ざっているハウスダストは、常に日常生活の中で発生しますが、エアコンによって空気と一緒に吸い込まれると、エアコン内部に蓄積されます。そして、運転させると、エアコン内部のハウスダストはエアコンの風と一緒になって部屋にばらまかれてしまうのです。
タバコのヤニはエアコンにも染み付きます。エアコンのフィルターやファンにヤニが付着してしまうと、黄ばんでしまったり、ホコリを巻き込んでベタベタさせ、カビを増殖させてしまう恐れがあります。また、エアコンはタバコの煙のニオイを吸い込み、タバコ臭を部屋に吹き出します。
エアコン内部の汚れをそのままにしてしまうと、室内が嫌なニオイで充満したり、カビやハウスダストが影響してアレルギーを引き起こしてしまうことがあります。エアコンを使って快適な室内にするつもりが、咳やくしゃみなどのアレルギーを引き起こしてしまっては大変です。ご自分やご家族の体を守るためにも、エアコン内部のクリーニングをしていくことが大切です。